レビー小体型認知症と闘う母、7年間の介護手記母との思いで(日記) > 認知症に備えて

認知症に備えて

nursing 001-14

母も自分が少しずつ呆けていくのを感じていたのでしょう。

何かあったときのことを考えて、家のあちこちに母はメモを残してました。自分が忘れないように、誰かに伝えるために。

認知症になっても困らない工夫を、自分なりにしていた母。感心します。

母の下着を、たんすの中から探し出した。

その下着に領収書がついている。
五年前に買ったものとわかる。
そんなにおいておかなくて新しいものを使えばいいのにと思う。
貧乏性の母らしい。

その中に下着が抜き取られ、包装紙とダンボールだけになったものがあった。
なんだろうと手にしてみた。

ダンボールに、こんなことが書いてあった。
「わたしが呆けてわからなくなって、下着を買うことがありましたら、どうかこのメーカー、サイズでお願いします」
こんな言葉とともに、メーカー名・サイズが書いてある。

管理人は、泣いていた。
日に日に衰える体力・知力。
それにおびえながら、最悪のことを考えて、レビー小体型認知症の母は、メモしたのだ。

なんとおろかな息子だろう。
母がそんなこと考えているなんて、想像もしてなかった。
心にうちのお袋だから、呆けるわけないと、かたくなに信じ込んでいた。

今の母はついさっきしたことも忘れてしまう。
レビー小体型認知症の母の感じていた最悪の恐れ。
現実になるかもしれない。
でもまだまだ元気だ。
今からでもいい。
心から向き合って、楽しく生きて行こう。

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