レビー小体型認知症と闘う母、7年間の介護手記母との思いで(日記) > 我が家の最初のお客様

我が家の最初のお客様

引っ越してすぐに、黒猫が我が家の玄関に訪ねてくるようになった。前の住人が、かわいがっていたからだ。

しばらくしてこなくなっていたが、また頻繁に訪ねてくるようになった。かわいがってもらった人にお別れを言いに来たのだろうと思う。

我が家の最初のお客は、黒猫でした。

玄関前の涼しいところを、休憩所にしていました。
時々彼女を連れ幸せそうにしていました。

最近年でこたえるのか、顔を見せなくなっていました。
我が家にくるには階段を登らなければならないからです。

「最近ネコちゃん顔を見せないね。わたしが意地悪したせいかな」
「年だから、階段登るのえらいんだよ」
「わたしと一緒だね」

ニ、三日前のことです。
明け方「ニャー、ニャー」の鳴き声。
あけてみると懐かしいお客様。
「母さん、久しぶりに来てくれたよ」
「本当!。うれしいな」

牛乳が好きでミルクと名づけられた黒猫。
昔のようにやりました。
飲み方に元気がない。
触ってみるとずいぶん痩せている。

なんとなくわかりました。
こいつお別れに来てるんだなと。
飲んだ後いつもなら、ゆっくり寝ていきます。
ところがすぐにお隣に行きました。

「また来てね。牛乳一杯上げるから」
笑顔で見送った母。本当にうれしそうでした。

今朝飼い主の奥さんから聞きました。
ミルクが死んだと。

「また生まれ変わって、うちにおいでね。」と言って二人でお別れをしました

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